はじめまして、株式会社ヤプリの小野といいます。
私は、株式会社ヤプリで、アプリ開発プラットフォーム「Yappli」のプロダクトオーナーを務めています。この記事はヤプリのAdvent Calender 2022の16日目の記事のため執筆をしています。
私が、ヤプリでどんな仕事をしているかは、キャリアハックさんの『「ヤプリ」グロース徹底解剖! コロナ禍にも強い、SaaSプロダクトの戦い方』の記事をぜひご覧ください。
「ヤプリ」グロース徹底解剖! コロナ禍にも強い、SaaSプロダクトの戦い方 | キャリアハック(CAREER HACK)
ここでは、100人規模になった開発組織におけるプロダクトのマネジメント、組織のマネジメントの私個人の経験をもとにそこからの気づきを不定期で書き記します。 きっと似たようなフェーズに差し掛かっていたり、同じような境遇の人が世の中にはたくさんのかなと思うので、そんな人々に向けてすこしでも気づきの助けになれば幸いです。
今回は、弊社の開発計画の決定フローについて、紹介したいと思います。
弊社では、大小様々な開発に取り組めるように、起案から実行まで、それぞれの規模に応じて複数の方法でシューティングを行っています。
起案から計画、決定、実行それぞれのセクションで様々な取り組みがある。
起案には、全社員がいつでもエントリー可能なSlackの投稿チャンネル「Ideabox」による起案、不具合や仕様確認に利用されている「Yappedia」からの起案、中長期の経営戦略からの開発課題、開発部内で蓄積している「改善チケット」など様々な規模で企画が寄せられる。
それらの企画アイデアを私のチームである開発企画部が、確認・分類・優先度付けを行い、小規模なものは、そのまま日々の改善活動の中で、取り組む。特に優先度の高いものは、「優先チケット会」で開発メンバーのアサインを行い、隔週で実施している改善デー「Yappdate Day」で取り組む形になっている。
さらに、Ideaboxに寄せられるアイデアの中から、大規模(概ね開発に3ヶ月以上要するもの)で短期ではシューティング不能な企画は、ニーズの高いテーマから、半期に1度「ヤプリク」というプレゼン形式のイベントで、全社で課題を共有しながら、優先して取り組むべき企画を選定している。
「開発ドラフト会議」という場は、開発企画のうち、経営戦略に伴う大規模な開発テーマは上述のヤプリクで決定した開発企画を選定し、決定する場となっている。
代表的な開発ドラフト会議の採択企画の例としては、今年10月に開催したYappli Summit2022 UPDATEのプロダクト発表で紹介したアップデートの中のIPアドレス制限機能や多要素認証を含むセキュリティ機能やアプリの基盤刷新である「Block UI」がそれにあたる。
年に一度開催してるの自社イベントYappli Summitでは大小様々な製品アップデートしています。